身長が伸びる方法を考える前に!まずは仕組みを知ろう
身長が伸びるということは、簡単に言えば「骨が成長する」ということです。
成長期の子供の身長を伸ばしたいと考えているならば、身長の伸びる仕組みについて詳しく知っておくことをおすすめします。そこまで考えていなかった・・・という方必見です!
これから身長が伸びる仕組みについてご紹介します。
身長が伸びる仕組み
人体には、約200個の骨があります。骨の両端には「骨端線」という細胞が活発に増える部分があるのですが、これが背が伸びるポイントです。骨端線から骨が伸びていきます。
骨の中では足の骨と背骨が身長の伸びに関係しており、外側に向かい太さが増していくことで、丈夫な骨になっていきます。骨の内部では絶えず細胞が成長しながら、骨端線の成長が止まるまで、骨が伸び続けるのです。
身長の伸びる仕組みに関係があることは?
骨端線の成長の他にも、両親からの遺伝やホルモンのバランス、子供の体質、栄養状態、運動などの様々なことが身長の伸びに関係しています。遺伝的な事は変えられませんが、栄養、環境、運動は努力次第で変えることができますね。
骨の成長に欠かせないホルモン
身長が伸びるために欠かせないのが、ホルモンです。ホルモンは、骨端線の働きを促す効果があります。また体内で作られる物質で体の働きを一定に保つ重要な役割を担っています。このホルモンのバランスが崩れると、低身長や身長が伸びないなどの状態になることがあります。
成長期には3つのホルモンが必要とされています。
・成長ホルモン
脳下垂体化から分泌されIGF-I(ソマトメジン)という物質の分泌を促します。これは、骨の生成を助け、筋肉を作り体を形成する上で大切な役割をするのです。
・甲状腺ホルモン
甲状腺から分泌されるホルモンで、成長ホルモンと同様に骨の成長を促す働きがあります。
・性ホルモン
性腺から分泌されるホルモンです。成長ホルモンの分泌を増加させたり、骨に直接働きかけ骨の成長を助けます。骨を硬く成熟させる働きもあります。
最後に
子供の頃の骨端線は柔らかく柔軟性があるのに対し、13歳頃になると少しずつその柔軟性が失われていきます。そしてある時期になると、骨端線は硬くなり伸びなくなります。成人してから身長が伸びない理由はこの様な仕組みがあるからなのです。
骨端線が柔軟な時期に、いかに成長を促せるかがカギな様です。
骨の成長を促すためにも、成長期の子供時代はホルモンバランスを整えた生活をサポートしましょう。